御聴聞

 仏法を聞かせて頂くことは大切です。何しろ浄土真宗は「聞法の宗教」ですから。阿弥陀様のおすくいをお聞かせ頂くことが何より大事なのです。
 でも、私という凡夫は根本では「仏法」がきらいです。私は本当は自分の思うように生きていきたいのです…それはどうあっても変わりません。煩悩ですから…我の思うようにしたい、生きたいのです。私の根本の欲求です。
 そんな私が御聴聞させて頂くときに気をつけなくてはならないと思うのは、「本当はこうなりたい自分がいるが、そうなれない。そんな私を阿弥陀様がすくって下さる。そのまますくう…と呼び掛け続けて下さる。ああ、有り難い…仏法御聴聞は何より有り難く、尊いものだ」という思いです。
 「何ともならん私を阿弥陀様がすくって下さるから、私は何ともならないまま生きていける…生きていって良いんだ」とはなりません。私を無条件でそのまますくうのは、阿弥陀様が私にそのままで良いよとおっしゃっているのではなくその正反対でした。
 「どうにもならんあなただから、そのままで良いワケ無いから、ともかくもそのまますくうぞ…」のおすくいなのです。
 ずいぶんツライ事、痛いことを阿弥陀様は指摘されているのです。だから、御聴聞が嬉しい、楽しいの気持ちはちょっと注意が必要です。
 でもだからといって「良かった。もとから私は仏法なんて嬉しくも楽しくもないから、普段 寺にも参らないし、聴聞もしないんだよ」…なんてのはちょっと違いますよ!
 御聴聞しなければ、私のすくいに気付くことが出来ません。すくいが必要な自分の本当の姿を知ることも出来ません。
 どうか御聴聞なさって下さい…お寺でも仏書でもネットでも何でも結構です。お寺に参られるならば、うれしいような、うれしくないような…そんな気持ちでお参り下さいませ。
 浄土真宗は難しくて複雑です…なんでか? 私のこころ・人生がそれだけ難しくて複雑だからです。 
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