余裕を持つために…

 娘から通学電車内でのちょっとした愚痴を聞きました。よくある 荷物を巡ってのいざこざです。
 人間誰だって、愚痴りたくなるときがあります。またイライラするときもあります。
 でも、まあ仕方ないか…と、自分でこなせるとき、呑み込んでしまえるときもあります。この差は何なのでしょうか? どうも体調の善し悪し、またそのときの気分にも左右されるようです。
 「余裕」「ゆとり」でしょうか…車で目的地に向かっている時、時間に余裕があれば心にも余裕があり、他の車に道を譲ったりして、それで結構自分も良い気分になるような…。
 こころの余裕…欲しいものです。でもそれには自分自身の人格を高めなくてはなりませんよね。仏道修行するかなあ…ムリだろうな…と思います。
 しかし、考えてみれば余裕は落差なんですよね。「どうにも辛いとき」と「今の落ち着いた気分」との差が余裕を生むんだと思います。幸福が「以前の不幸のどん底」と「今の自分の置かれた状態」との差から得られるように…。
 心の余裕を得る為に自分を高めるのは難しいのですが、普段の自分を買いかぶらない…実際以上に高い評価をしない。今の自分はまあこんなもの、普段からこんな程度…と受け止める、受け入れることが大切かなと思います。
 「あ~、ま~自分の人生こんなもんかな。大体こんなもんだろ」の気持ちで生きていきましょうよ。気持ち的に追い込まれることなく済みそうです。
 私には阿弥陀様がついてて下さる…愚痴を聞いて下さる。付き合って下さる。そんな御仏にお任せですよ。お念仏申しつつ生きていきましょう。


御聴聞

 仏法を聞かせて頂くことは大切です。何しろ浄土真宗は「聞法の宗教」ですから。阿弥陀様のおすくいをお聞かせ頂くことが何より大事なのです。
 でも、私という凡夫は根本では「仏法」がきらいです。私は本当は自分の思うように生きていきたいのです…それはどうあっても変わりません。煩悩ですから…我の思うようにしたい、生きたいのです。私の根本の欲求です。
 そんな私が御聴聞させて頂くときに気をつけなくてはならないと思うのは、「本当はこうなりたい自分がいるが、そうなれない。そんな私を阿弥陀様がすくって下さる。そのまますくう…と呼び掛け続けて下さる。ああ、有り難い…仏法御聴聞は何より有り難く、尊いものだ」という思いです。
 「何ともならん私を阿弥陀様がすくって下さるから、私は何ともならないまま生きていける…生きていって良いんだ」とはなりません。私を無条件でそのまますくうのは、阿弥陀様が私にそのままで良いよとおっしゃっているのではなくその正反対でした。
 「どうにもならんあなただから、そのままで良いワケ無いから、ともかくもそのまますくうぞ…」のおすくいなのです。
 ずいぶんツライ事、痛いことを阿弥陀様は指摘されているのです。だから、御聴聞が嬉しい、楽しいの気持ちはちょっと注意が必要です。
 でもだからといって「良かった。もとから私は仏法なんて嬉しくも楽しくもないから、普段 寺にも参らないし、聴聞もしないんだよ」…なんてのはちょっと違いますよ!
 御聴聞しなければ、私のすくいに気付くことが出来ません。すくいが必要な自分の本当の姿を知ることも出来ません。
 どうか御聴聞なさって下さい…お寺でも仏書でもネットでも何でも結構です。お寺に参られるならば、うれしいような、うれしくないような…そんな気持ちでお参り下さいませ。
 浄土真宗は難しくて複雑です…なんでか? 私のこころ・人生がそれだけ難しくて複雑だからです。 

なかなか上手くは行かないです…

 人生は本当にいろいろあるもので、簡単には進みません。まるで1回休みとか3マス戻るといったすごろく(人生ゲーム?)のようなものですね。
 私達は波風立てずに穏やかに暮らしたいのです…それだけなんです。でもなかなかそうはいかないですね…そうはさせてもらえません。
 安心の暮らし、安住したい私です。
 でも一方ではそれだけでは飽きてしまいます。ときに冒険をしたくなる、刺激を求めるのがまた私です。
 『安住好きで、刺激を求める』…これが私の「素」の姿であり、心です。なんとまあ贅沢で、面倒な存在でしょうか。
 普通なら、呆れられ、離れていかれるような存在の私に、寄り添い続けて下さるのが阿弥陀様なんですよね。
 唯一であり希有の仏様だということが、本当に有り難く、またそれだけすくわれ難い我が身であることが頷けます。
 
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