役に立つ、立たないって…

 私達はどうも、物事をすべて効率的にしようと考える生き物のようです…それは多分、自分が一番ラクが出来る状態を好むからだと思うのです。
 そうすると「役に立つ」ものは必要とされ、重宝がられます。当然「役に立たない」ものは不要となり、邪魔になります。
 そして、これがそのまま『人間』に当てはめられるから怖いのです。「あいつは役に立つ、立たない」との自分の勝手な判断で人を評価します。
 さらにはなんと、自分で「こんな自分は役立たずだから、もう要らない」と判断してしまうのです。
 え、そんなこと自分で決めて良いの?…どう考えても良くはないでしょう。
 この誤りはどこにあるか…「自分を道具としてみている。評価している」ことです。「自分を手段として用い、自分の目的に沿った行動を行う。それが生きることだと考えている」からでしょう。
 私自身は手段じゃありません。私は生きている人間です。それが全てです。
 なのに、なまじっか知識を手に入れてしまったものだから、自分で自分を手段として用いてしまう…これは悲劇です。
 私は私として生きていくのです。役に立つとか立たないとかいう話は、生きることとは直接関係ない話です。
 なのに、いつの間にかごっちゃにしてしまっていました…人間ってホント賢くて、愚かですよね…。

 

夢…

 先日の夢に「夢」が出てきました…正確に申せば、『夢』という漢字がどうしてもちゃんと書けなくて困ってしまった夢を見たのです。例えば「四」のような部分が、下の「タ」と合体してしまうとか…あまり上手く表現出来ませんが、何度書いても少しずつ違った夢という文字になってしまい、ただ、その文字が正しくないことだけは分かるので焦ってしまったことです。
 で、朝になって何故あのような夢を見たのだろうと思ったら…すぐに思い当たりました。前日に「故人が最近になって夢に出てくるようになった。これは私に何か伝えたいということだろうか?」という内容の相談を受けていたのです。
 で私の夢が、私のお答えしたことを見事に証明してくれました。
 「夢は自分の想い、意識・記憶が現れたものです。ですから、故人様が夢に出てみえるということはご自身が故人様を求めてみえるからではないですか。最近ご体調が優れないことから不安に思って、故人様に知らず知らず助けを求めておられるのではないですか。故人様があなたに何かを伝えたいのではなく、あなた様が故人様に何かを伝えたい、頼みたい、助けを求めておられるのではないでしょうか」と申し上げたことです。
 夢には間違いなく自分の意識が現れるものです。故人様がお化けのように夢に現れることはありません。又夢は疲れている時、心配事や不安の為に眠りが浅くなる時によく見るようです。
 とにかく心配なのは既に御仏とお生まれの故人様ではなく、悩み苦しみの中で生きていかざるを得ない私達の方です。そう仏様はおっしゃいます…。

帰りたい…

 先日、長女の願いを受け入れて少し離れた場所の「アウトレット」に参りました。普段は近くの店に妻子が自分達で出掛けるのですが、そこへは高速道路を使った方が便利な為、私が運転していった次第です。
 で、その結果すぐに「しまった!」感に襲われました。服や小物等 私には用のないもの・関係無いものばかりです。こういった施設には私の憩い(避難?)の場所『書店』はまずありません。
 店の外を歩くには寒い…かといって娘らと一緒に居ても居場所無い感じが半端ではありません。無理矢理興味を持とうと陳列されている女性ものバック等の値段だけでも見ていると、その隙にも50才過ぎの私にショップの店員さんが「そちらのお色違いもありますよ」とか声掛けてみえて、こちらは作り笑顔で「あ、いえ、大丈夫です」と切り返すのがやっとでした…「色違いどころか場違いですよ…自分でもわかってるんです」と思いながら…。
 そこでふと思い出した、ご法事に参ってみえるお子様方。長い法事に飽きてしまいこちらのお勤めの切れ目ごとに「ねえ、もう終わった?」「ねえ、もう終わった?」極めつけは法事最後の御法話の前に『ああ、終わった!』と喜びの声を上げ、その喜びを私がまたも打ち砕いてしまう…。
 アウトレットに入った瞬間、「しまった…もう帰ろうよ。自分はもう帰るよ」と言えなかった私。
 御法事の際のお子様方の辛い気持ちが良くわかりました。何とかしてあげたいと本当に思います。でも子どもさん向け法話を致す よりもさらに幼いようなお子さんに対して、私はどうすればよいのでしょう。
 ともかくも、その小さきお方々の切ない気持ちを実感しました…自分にとっては尊い学びの時間ではありました…。

 
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